火災保険の賢い選び方！火災保険の特徴を知って住まいに合った火災保険を選ぼう

 

住まいを購入したらほとんどの方が火災保険に加入します。内容もわからず保険に加入し、必要なときに保険を使わず自己負担している方も少なくありません。

そこで今回は火災保険の特徴を知り、よい火災保険の選ぶ方法について解説します。必要な補償を必要なときに活用できるようここで火災保険の特徴を知って、自分の住まいになにが必要かを学んでいきましょう。

 

火災保険の特徴

火災保険とは、文字どおり住まいが火災の被害に合ったときに、その損害を補償する保険です。

・火事
・自然災害（台風・落雷・竜巻など）
・爆発（コンロが爆発するなど）
・外部からの被害
・落下物
・漏水などによる水漏れ
・盗難（外に置いてあった自転車やバイクが盗まれたなど）

火災保険は上記のような住まいの損害を補償の対象とします。すなわち火災保険の特徴は火災のみではなく、万が一住まいにこうむる損害の備えとなるのです。

たとえば盗難とは住まいに損害を与えるものではありませんが、火災保険の補償の項目に選択すると補償を受けられます。

 

火災保険で建物に関して補償されるもの

ここまで解説してきたように火災保険は建物の損害に補償される保険ですが、その建物とは下記のようなものです。

・建物本体
・門
・物置
・車庫その他の付属建物　など

このなかに土地は含まれません。またマンションなどの場合は、廊下やバルコニーなどの共有スペースも含まれません。このような箇所は、マンションの管理組合が別途保険に加入しているのが一般的です。

 

火災保険は住まいの動産となる家財も補償対象

火災保険は住まい（建物）に関してだけではありません。たとえば火事で家財が燃えてしまったり、水災で水浸しになってしまい家財にダメージを被ったりしたものに対しても、補償してもらえます。また家財とは日常に使う動産です。

・家具
・ガス台
・浴槽
・冷暖房設備その他の付属設備
・電化製品（テレビやパソコンなど）
・洋服やカバンなど

上記以外にも特約で高級な貴金属や貯金通知などに関して、一定の補償を受けられるようになっているのが火災保険の特徴です。

火災保険を選ぶ際は、これまで解説してきた補償対象となるものを把握しましょう。そして補償の対象となる範囲はどこまでかを、加入する保険会社の商品を確認して加入することが大切です。

 

火災保険の選び方

火災保険を選ぶ際に、保険料の安さを重視する方もいます。一方で、確実によい火災保険を選ぼうとする方は、その内容にもしっかりと目を通すものです。補償の内容についてはだれもが目にとめるところですが、その内容が住まいに必要であるかどうかは火災保険の選び方のポイントで、それによって保険料も決まっていきます。火災保険の選び方のポイントは下記のような点です。

 

補償範囲を把握する

火災保険の範囲は建物と家財です。

・建物と家財の両方
・建物のみ
・住まいのみ

このいずれかを選択肢に考えて、火災保険の保険料などを計算してみるとよいでしょう。

 

住まいの造りをチェックする

火災保険に加入する前に住まいの造りをチェックしましょう。建物の造りによって保険料金が違っていきます。

・耐火構造の鉄骨造住宅など
・非耐火構造の木造住宅など
・建物の柱がコンクリート造りか木造などか
・建物が耐火建築物か省令準耐火建物など

火災保険の保険金額は、たとえば火災で家が燃えてしまった場合、これまでと同等のものを建てなおすか同じ程度の価値のある物件を購入できる金額を補償されるように設定します。こうすることで損害に合ったときにすでに住まいが古くなってしまった建物でも、新築でもう一度建てなおせるだけの補償金額が保険会社から支払われるのです。

 

リスクを回避できる備えを決める

火災保険の特徴で解説したように、火災保険は火事で家が燃えてしまったこと以外にも、自然災害や家財の盗難などを補償してくれる保険です。

万が一の損害に備え、あれこれその補償をつければ、それだけ保険料が上がるのは当たり前でしょう。無駄な補償をつけないことは、火災保険の賢い選び方です。

そのため火災保険の加入にあたり、備えたいリスクを考えておきましょう。たとえば以下のようなリスクが考えられます。

・住まいが河川に近いのなら台風の影響を考えて水害の補償をつける
・近年の地球温暖化にともない予想もしない自然災害（落雷や雹が降る、強風など）によって窓が割れたり屋根が飛んだりという損害に対する補償
・空き巣被害が多い地域では盗難の補償も必要

 

追加で加入できる地震保険

日本は地震大国だといわれています。火災保険に追加して、地震保険にも加入を考える方は少なくありません。地震保険は火災保険とセットで加入ができます。

地震保険の特徴は、地震や噴火そしてそれに伴う津波が原因となって住まいに損害をきたしたり、埋没や流失してしまったりした場合に補償される保険です。

阪神淡路大震災や東日本大震災などを経験した日本では、地震保険に加入する方が多くなっています。建物またはその建物内の家財が対象となり補償されるのです。地震保険の保険金額は火災保険の半分といわれています。

 

火災保険の追加で加入できる地震保険の選び方の注意事項

地震保険の加入時の注意事項ですが、地震による損害において地震が原因でも下記のような場合などがあるでしょう。地震保険は備えにはなりますが、手厚い補償は望めないことは理解しておきましょう。

・屋根から物が落ちてガレージにとめておいた車が破損した場合には補償は出ない
・対象物件が免震建物であったり、耐震診断の基準に満たなかったりする建物には全額の補償は出ない
・建物が全壊しても地震保険だけでは、建物を元に戻す金額は補償されない

 

まとめ

火災保険は万が一のときに建物と家財の両方に補償がつく保険です。住まいの造りやリスクを考えて住まいに合った保険を選んでください。

とはいえ保険会社によっても提示する内容や、保険金額が違うこともあり迷うこともあります。そういったときは総合保険代理店や、ほけんの窓口などに相談するのもひとつの方法です。

愛知県知多郡の「株式会社インシュアランスヘルプデスク」は、火災保険をはじめとする損害保険や生命保険の総合保険代理店です。どのように選んでよいか迷う保険の内容も、経験豊富なベテランのスタッフが個人にライフプランに合わせて、的確なプランをご提案いたします。火災保険の加入についてお困りの方は、ぜひともお気軽にご相談ください。